シリンダーホーニングやってみた
前回の続きです。
カブ110(JA07)のシリンダーが見事にクロスハッチが消えてツルッツルに...
(顔が写りそうなくらい鏡面です)
なのでこういうホーニングツールを使ってシリンダーのクロスハッチを再生することにしました。(中華製さ)
クロスハッチが消えると油膜が残りにくくピストンの冷却効果に影響を及ぼすらしいのですが、人によって、クロスハッチの消失こそ慣らしが終わった状態である、という人もいれば、クロスハッチの消失こそエンジンの寿命だ、とか言う人もいるので正解が全くわかりません!
まあ、気になるならシリンダー、ピストンを新品に交換するのが1番いいと思いますが....。
さて、早速実践。
電動ドリルに取り付け、回転数は最低にします。
最初にジャンクシリンダーを試しにホーニングしてみたんですが、上手くできたのか分かりませんでした。初見なので傷が深くなってしまった、とか削りすぎた、とかは感じなかったので、そのままさっそく実践してみました。
追記 2023.9.28
電動ドリルの最低スピードでも早すぎたようです。よく見ると、横傷だらけで綺麗にクロスしていません。スピードコントローラなるものを付けてスピードをもっと遅くしなければ、綺麗にクロスしないみたいです。もう遅いので、シリンダーをゴミにする覚悟で使います。次OHする時は、様子見で新品に交換するって手もありです。焼きつきこそしないと思いますが、オイルの減りが見られたら問答無用で交換しようと思います。まあ、なんだかんだ9万キロ使ったシリンダー。もうお陀仏させても文句は無いでしょう...........
DIYの怖いところは誰も教える人間がいないこと、正解が分かりにくいこと、ネットの知識でなんとかするしかないこと。失敗か成功かどうか分からないですが、それらしいものが出来たので、腰上を組んでみることにしました。白煙吹いたら大笑いです。
(一応、ピストンリングの組み方を載せとく)
ホーニングしたて&新品のピストンリングを組んだので、はまりずらかったです。シリンダーとピストンにはオイルをマシマシに塗りたくりました。で、ためしに手でクランクをゆっくり回してみますがシャーと擦れる音が...
本当に大丈夫か??ピストンリングがよじれていないか心配です。
ホーニングしたての状態はピストンリングに不可がかかるみたいです。なので、慣らし運転はしっかりやらないといけないってことですね。
次バラすのはいつか分からないですが、クロスハッチが残っているといいですね。逆に残っていなかったら傷が浅かった、ということなので教訓になると思います。
追記
組み立てたエンジンで山梨まで400km程ツーリングしてきましたが、白煙やパワー不足、焼き付きといった症状は一切なく無事完走することが出来ました。なので、割とすぐダメになることはない...と思う。くたびれたエンジンにはピストンリング交換&ホーニングでかなり性能を取り戻すと思います。
続く...