郵便の独り言

郵便局員が趣味で原付の修理やカスタムやってます。

10万キロ突破した郵便バイクのインプレ

お初の記事となります。

 

お手柔らかに・・・。

 

 

私は仕事でバイクに乗ってるわけだが、そのバイクがつい最近10万6千キロ(106,000km)を突破したので記録として書こうと思う。これはただ単純に思いつき。世の中にはもっと走ってるバイクが山ほどいるだろうし、いまさらこんな記事書いても参考にならんかもしれんが。

 

で、何のバイクに乗ってるかというとみなさんも必ず見たことがあるだろう「郵便バイク」である。そう、あの赤い箱背負って走ってるやつ。

詳しくは、スーパーカブっていうバイクに分類される110ccの郵便車である。最高出力は10馬力くらい?形式はJA10

 

最近、これに乗ってた人がちょっと体壊してしばらく復帰できそうもないので一時的に俺がずっと乗ってる。なので、保守整備は基本的に俺が引き継いでやってる感じ。

俺が今の局に来たのは最近だが10万キロ突破した郵便車ってのは珍しくもなんともなく、「ああ、また酷使されて・・・」てな感じ。郵便車はストップ&ゴーが激しいので一般車よりもかなり過酷、「シビアコンディション」な状態です。昔は8万キロで廃車っていうスタンスだったみたいだけどそんな話いずこに・・・?

 

で、現在の状態。

 

走行距離:106,000km

先月の燃費:29km/l

オイル交換:済

 

・エンジン始動問題なし。ただセルの調子がおかしい。たまに反応がない。スイッチの接点の問題かと思ったが、ギアを入れたまま前後に動かしたあとにセルスイッチを押すと問題なく始動できることが判明。おそらくセルモーターとスターティングギアの不良?

・オイル交換を早めにしないとガソリンの消費がハンパじゃない。燃費悪すぎ。オイル交換した2週間くらいは燃費がいい。と言っても郵便車だから30km/lくらいだが。

1速の吹け上がりに違和感。段つく、というかなんというか・・・。おそらく燃焼室のカーボンかインジェクター?セルが使えなくなった時にキックで始動するから圧縮はあるのでカーボン噛みではないと思う。スプロケの異常摩耗だとしたら笑うw

・排ガスが臭い。

・信号待ちのアイドリングでしばらくするとヘッドからガシャガシャ異音。おそらくカムチェーン。テンショナーロッドのゴムが割れて、適切にチェーンの張が維持できていないのかも。ちなみにこれは100,000km丁度のときからすでに鳴ってるw オイル交換の時に抜いているオイルが二股に分かれて排出されてたから、ストレーナー付近に大きな異物が沈殿してるのは確か。

・最高速は50km/h前後。気持ちよく伸びていかない。加速時に擦れ合っているような異音と違和感。法定60km/h以上はDCAT(郵便配達員監視端末)に捕捉されるので計測不能

 

感想

最近になってセルが壊れたわけだが、セルの異常は至極まともな壊れ方だと思う。新車時が2012年頃の車体なのでそろそろ電装品に不具合が起こってもおかしくないから。ただ急いでいるときに使えないとイラっとするので埒があかなくなったら保守店行き確定です。カムチェーンの異音はなんとかしないとシリンダーかヘッドに穴があくので早急に対策しないとまずいレベル。でもなんもしなくてもこいつはいずれにせよ廃車が近いのでその時はその時でってことで。オイル交換は106,000km丁度で交換したが、保守店で交換後1,000kmしか走行してないのにすでに真っ黒。ちなみに1,000kmで交換したら社員に注意されたw

2,500kmで交換って決まってるからね・・・。

てか最近、前輪タイヤがいきなりパンクして盛大にこけたwww

外傷はなかったからおそらく劣化したチューブが破れたのかな?

 

次回は10月に書きます。

 

ちなみにバイトや社員ができる保守整備は、

・タイヤの空気圧

・ドライブチェーンの注油や張

・オイル交換

・ヘッドライトバルブ等の交換

 

です。バイクに対して知識がない社員が半数いて、まともに整備されない車体は俺の車体以上にひどいもんですよ。